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どうなる楽天

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なぜ大赤字の楽天モバイルをやめられは無いのか?疑問に思い色々調べてみた結果、ここ3年が楽天にとって勝負になるようです。

まず借金の原因になってる原因なんですが、mvno からmnoに参入して基地局を立てるのに費用がかかってしまている。mvno が賃貸、mnoが持ち家のイメージです。要は持ち家を立てるためにお金がかかっているという事です。

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歴史


楽天の歴史はやりたい事をやってきた訳ではなく、今やるべき、時代に合ったビジネスに参入してきていました。楽天市場、トラベル、銀行、証券などのサービスを初め、楽天カードを使い、楽天ポイントを貯めて、楽天市場で使う。このような流れを作る事ができ楽天で経済圏を確立した。

スポーツ部門への参入

今までのサービスはインターネットを利用するサービスなので若年層がターゲットになっていた。中高年層にも楽天を広めるために、スポーツ部門への参入し中高年層を取り込むことが狙いだった。

楽天が作ってきた経済圏へ携帯大手3社が侵食してきていた(特にソフトバンクYahooやLINEなど)。つまり楽天のライバルは携帯大手3社であり、経済圏獲得の争いになります。その結果、楽天はモバイル事業に参入するしかなかった。

しかし楽天にも勝算はありました。海外のロンドン、パリは携帯会社は4社で競争され料金も日本より安くなっていることや総務省も携帯料金値下げを要望していた。そして楽天独自の技術、仮想化ネットワークの開発など楽天にとっては追い風だったが、そう上手くはいきませんでした。

誤算

まずはPayPayの登場です。PayPayの登場によりクレジットカード決済からQRコード決済に時代が切り替わっていきました。PayPayは今ままで楽天の顧客だった若年層の間で一気に広がり顧客を奪われてしまう形になりました。

そしてその後に起こったのが2つ目の誤算、コロナによるパンデミックです。コロナにより物流の停滞、部品の高騰などで基地局の工事が停滞してしまいました。

最後の誤算が菅政権になり携帯料金の値下げを宣言です。その宣言により携帯大手3社はやりたくも無い格安プランをスタートさせました。そのことにより楽天の割安感が薄れ顧客獲得が難しくなっていきました。

希望

1つ目の希望はプラチナバンドというものです。電波の帯域みたいなもになるんですが、このプラチナバンドを大手3社が独占しているんですが、3社が使用していない僅かなエリアをもらえる事が判明した2024年の頭にはプラチナバントを使えるようになる予定だそうです。プラチナバントを使用すると繋がりやすくなる。繋がりやすくなれば他者から顧客を奪えるという希望。大手3社と同じ土俵に立って戦う事が出来るようになるという事です。

2つ目の希望は楽天シンフォニーという会社です。仮想化ネットワーク(専門的すぎて詳しくは不明)という楽天独自の技術で日本で安く普及させつつその仕組みをを海外に売り込んでいる。欧米やアジアで14の顧客を持っていてすでに630億円の利益を出している状態です。

プラチナバンド❎独自技術 世界中のネットワークを牛耳る事が出来ると目論んでいます。

タイムリミット

しかし楽天にはタムリミットがあります。

楽天の財源は主に社債(借金)で、社債償還(返済)期限が2025年までに総額9300億円返済しないといけません。つまり後3年が勝負になります。

現金が無く不渡を出すと倒産してしまうので現金を作る必要があります。しかしすでに借金をしているし社債の利子も上がっているので楽天にお金を貸してくれる人もなかなかいないと思います。

希望のプラチナバンドを獲得したとしてもそこからすぐに顧客獲得、売上に繋がるかと言われるとその可能性も低いと思います。なぜなら分け与えれるプラチナバンドの割り当て分は3社に比べて少なく、電波が繋がり易くなるのは初めは首都圏だけになると思います。そして今はどこも格安プランがありますから顧客を奪っていくのは容易ではありません。

現金を作る残りの手は現保有資産の売却になります。楽天銀行は株式公開されすでに売り出されていますし、楽天証券もみずほ銀行に19.99%売却しています。そのようにして切り売りして現金を作っていってる状態です。

残りは楽天カードです。楽天カードが売りに出されれば楽天の本当に危機になります。金融事業におけるグループ内組織再建も発表され資金調達の準備に入ったという情報もあります。楽天カードという楽天の経済圏を作ってきた楽天カードを売りに出すのか、三木谷さんは選択を迫られる日が来るかもしれません。

調べてみた結果、楽天の戦いも3年以内には決着がつく可能性があることわかりました。株価は決算後下落しそこから回復していますが、買うとしても長期ではなく短期、中期で持つ方がいいかもしれないと思っています。何にしも今後も楽天の動きには注目していきたいと思います。

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