石油元売り最大手。誰もが一度は見たことがあると思われるENEOS。
事業内容
・石油・天然ガス開発:探鉱・開発・生産、加工・貯蔵・売買・輸送
・金属事業:鉱石の探査・採掘・製錬から金属加工・電子材料製品の生産・販売
・エネルギー事業:石油の精製、ガソリンなど燃料販売、天然ガス販売
・その他事業:洋上風力発電、ソーラーパネル
脱炭素・循環社会という『明日のあたり前』
ENEOSグループは『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立に向け挑戦している。
※『カーボンニュートラル』とは 温室効果ガスの排出を全体としてゼロとするというものです。 排出せざるをえなかった分については同じ量を「吸収」または「除去」することで、差し引きゼロを目指します。
カーボンニュートラル社会においても 国内一次エネルギーの2割を供給(SAF・水素・合成燃料で最大シェア)するメインプレイヤーを目指している。今までのエネルギートランザクションで培われてきた事を最大限利用し、低コスト化技術の研究開発、AIを活用した再エネ発電予測による需給バランス最適化などカーボンニュートラル社会の先駆けになるため着々と開発を進めている。
脱炭素エネルギー分野での収益貢献、次世代先端素材の持続的な成長・拡大など生活プラットフォームによる社会課題解決へ貢献することによる資本コストを上まるリターンを得ることができる。
2023年3月期は目標達成はならず
2023~2025年度、第3次中期経営計画書ではコロナ影響を主因とした減販や製油所トラブル影響等によりネットD/Eレシオ以外は目標未達でした。
今後の見通し
エネルギー:輸出市況の下落を織り込む一方、製油所稼働の回復に伴う輸出数量増加や生産効率向上
石油・天然ガス開発:資源価格の下落や経費の増加などを織り込み減益の計画
金 属:銅価格の下落を見込む一方、前期計上したカセロネス評価損失の反転などにより増益の計画
石油関連は減益予測だが他はポジティブな要素が多いですが、四季報予測では営業利益は落ちると予測されているので、注意が必要ですね。
石油市場の今後
2021年から2022年の石油業界は、前年の業績低迷から一転、原油価格の高騰が寄与し、各社の業績は回復することとなりました。 将来的には国内の石油業界は需要の縮小が懸念されています。 エネルギー動向の先行きが不透明な中、新エネルギーの開拓や新燃料の開発など、各社手探りの状態が続くと予測されています。
ENEOSはその課題に気づいて動き、先駆けになろうと研究を続けていき石油最大大手の責任を果たそうとしていると思います。
余談ですが私はENEOS電気を契約しているんですが、電気料金がUPすることについての電話をして頂いた方の対応が非常に良く、そこからENEOS電気のファンになっています。単純ですが、そういったところもENEOSに好感をもっています。
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