3月15日にマイナス金利解除というニュースがありました。決定会合は18日〜19日ですが、日銀会合での発表を前にマイナス金利が解除されると予測されていたので、会合1週間前から為替は円高に向かっていき、経平均は4万円を割り込んでしまいました。円高傾向は数日でまたすぐに円安傾向になっていきました。
『噂で買って、事実で売る』という格言通りになったと思います。
日米金利差が縮小するようなイメージでしたが、日本はマイナス金利を解除しただけでアメリカのような利上げをしたわけではないので、アメリカが利下げしないと金利が縮小していかなくて為替が円高トレンドになることはないのかなと思います。もう1ドル120円〜130円は来ないのではないでしょうか…。
そもそも円安は長い目で見れば日本経済にとってはプラスという事もあります。輸出企業、グローバル企業にとっては業績は上がりやすいですし、大企業は輸出、グローバルな大企業の業績が上がればGDPも上がっていくのかなと。
これから日本も利上げしていくんでしょうが、そもそも長い間デフレに悩まされてきた日本としては今のインフレを抑えるための利上げはまだ早いような気します。利上げしてインフレを抑制することは日本経済の根本的な問題の解決にはならないと思います。まずは賃金をしっかり上げていくこと、そして株高傾向を継続することが大切なのかなと思います。(投資をやっている者としての願い)
物価上昇→企業の売上、利益が上がる→賃上げ→物価上昇
しっかりとこのサイクルを継続していかないと経済発展していかないので、今のインフレは逆にデフレスパイラルから抜け出すチャンスなのではないかなと思います。今の岸田政権だと賃上げ分、増税して手取りは増えない気がしますが…。インフレを抑制してまたデフレ経済になっても日本経済の成長にはつながらないと思います。まずは企業の経営者、私が働いてる会社の経営陣が賃上げを第一優先で考えてほしいです。
転職が当たり前になってきた時代ですが、結局日本の働き方の構造上、賃上げしなくても社員はほとんど辞めないですし、ストライキも行われる事もないので賃上げは後回しされるのが現状です。仕組みや考え方を変えていかないといけませんね
株高になった要因は物価上昇によって企業の売上が上がっているのに、賃上げがあまり進んでいないので、入ってくる分は多くなって出す分は変わらないとか、円安によってグローバル企業は外国で稼いでいて、その業績も反映して、好決算が多くなり株高になっているのでは無いかと思います。あとは中国経済バブルの崩壊で海外投資が日本株に投資していることや、米国のAI銘柄エヌビディアの好決算も勢いを後押したと思います。
賃上げが始まれば、出資が多くなるので決算内容の勢いが多少落ちると思いますし、中国株への押し目買いが始まっていたりもするので、日経平均株価は一旦の調整局面を迎えますが日本経済が健全な状態になって成長していけば、株高は続いて行くと思います。
ドラゴン桜のセリフが全てですね。
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