原油価格などが株価や為替に与える影響、コモディティとは?エミン氏の解説をまとめて勉強中です。
原油価格が上昇すると何が起きるか
日本のエネルギーコストが高くなる。エネルギーを輸入しないといけない
日本で作ったものを外国に売って、稼いだお金で外国から物を買う。
買ったものより売ったものの方が多い。輸出>輸入・・・貿易黒字
売ったものより買ったものの方が多い。輸出<輸入・・・貿易赤字
黒字の国の通貨は買われ、赤字の国の通貨は売られる。
日本が外国から何をメインに買っているか資源・原材料・食料。これらの価格が上がってしまうと日本の貿易収支は悪化していく。赤字になると日本の通貨が売られるというサイクル。
アメリカの貿易はどうなっているか。アメリカは貿易黒字を出しているからドルが買われている?実はそうではなくアメリカは貿易赤字の国なんです。ただアメリカの通貨は日本や他国と違って基軸通貨になります。なので常に必要になり買うニーズが生まれる。原油や他のコモディティを買うには自国通貨を米ドルに換える必要がある。
原油は米ドルでしか買えない。コモディティも米ドルでしか買えない。アメリカは産油国でもある(WTIとは原油の種類でただの指数の名前ではない)
なので一旦、米ドルに換えるニーズが常にある。
地政学リスクでエネルギー価格が株価・為替に与える影響は?
もちろんエネルギー価格だけが理由ではないが、エネルギー価格の影響を他の国に比べて強く受ける国はある。トルコは直で影響を受ける。なぜかというとトルコも同じく原油は出ないうえに日本ほど外貨を稼げる産業がないのでかなり頼っている状況。
日本の場合もエネルギー価格の上昇の影響を受けます。悪影響、基本円売り材料になる。しかしトルコほど影響を受けるかというと受けない。日本の場合は輸出構造がまだ強いのである程度稼げている。エネルギー価格が高くてもある程稼いでそれを賄うぐらいの力はあるが必ず影響はある。なぜならエネルギーが無ければ何もできないから。
つまりエネルギー価格の上昇は資源を持っていない国にとっては悪いこと。
株式市場でも直接、原油セクターの株を買うことができるので、投資先によって注目度が上がる。大手商社はコモディティで商売しているので、コモディティ高になると儲かるので注目する必要がある。しかしエネルギーの価格帯によっては相場へのインパクトは少ない。
コモディティって何がある?
原油以外では貴金属(金・プラチナ)注目するコモディティ。ハイブリッド車、電気自動車にはプラチナやパラジウムがよく使われる需要がある。金は半導体セクターにおいての需要もある。
後は穀物(小麦・トウモロコシ)もコモディティ。
まだまだ原油・コモディティの世界は広いのでこれからも勉強していかないといけないですね。
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