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イールドカーブが株価に及ぼす影響

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株式
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イールドカーブとは、債券の利回りと償還期間(投資期間)との関係を表すグラフで縦軸を「利回り」横軸を「残存期間(満期日までの期間)」のことです。

健全な社会では銀行からお金を借りたとして、同じ額を半年で返す場合と10年かけて返す場合で比べたら、10年かけて返す方が金利は高くなる。例えば1万円を借りた場合、半年後の1万円は価値が同じかもしれませんが、10年後の1万円は価値が同じではないはずです。健全な社会は日々成長し物価も上昇していくので、10年後に返済する1万円には成長・上昇した分の色を付けてもらうという事になります。

通常、長期の債券利回りが短期の債券利回りよりも高い場合、イールドカーブは上向きになります。逆に、長期の利回りが短期の利回りよりも低い場合、イールドカーブは下向きになります。


イールドカーブは経済の健全性や市場の期待を示す指標とされており、株価に以下のような影響を及ぼす可能性があります。

1. 金融政策と景気動向:イールドカーブの形状は、金融政策や景気動向に関する情報を提供するとされています。例えば、通常よりも長期金利が低い逆イールドカーブは、市場参加者が景気後退を予測していると解釈されることがあります。これは株式市場に対して悪い兆候と見なされることがあり、株価の下落につながる可能性があります。

2. 投資家のリスク選好:イールドカーブの変化は、投資家のリスク選好に影響を与えることがあります。逆イールドカーブが現れると、市場参加者が経済の先行きに不安を抱く傾向があります。このような状況では、投資家は安全性を重視し、株式市場から債券市場へと資金を移す可能性があります。

3. 企業の借り入れコスト:イールドカーブの形状は、企業の借り入れコストにも影響を及ぼすことがあります。逆イールドカーブの場合、長期金利が低いため、企業は長期の債券を発行する際に比較的低い利率で借り入れができる可能性があります。これは企業の収益性に対してプラスの要因となり、株価を支持する要素となることがあります。

イールドカーブだけで株価の動向を完全に予測することはできませんが、株式投資において1つの判断材料にはなると思うので、日銀の政策に注目して学んでいきましょう。

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