株式投資を日々やっているとどうしても米国株に興味がいってしまいます。日本株は良くも悪くも米国株の影響を受けるので興味を持つべきだとも思います。S&P500だけやっとけばいいとか色々な意見があると思いますが、今回はリスクについて調べてみました。
- バフェット指数
まずは今の米国株は割高と認識するべきということです。バフェット指数で見るとかなり割高なことがわかります。
バフェット指数・・・当該国の株式時価総額÷当該国のGDP×100=平均水準80%〜100%
水準内ならその国の株価は妥当
日本のバフェット指数は100%前後なので妥当
米国のバフェット指数は200%なのでかなりの割高
株式市場は遅かれ早かれ割高は必ず是正される。なので理論上、米国株はいずれ半値になる。半値になってようやく妥当な水準になるという事になります。
- 米国株の危険性
世界的に人気株なので集中リスクが高い、相場が大きく崩れた時に大きく売られやすい傾向があります。
世界45ヵ国上場企業株式時価総額ランキング、1位米国、2位日本、3位アップル ※2023年8月時点
アップル1社で日本の75%に相当していて異常な状況。カネ余り金融緩和相場が生んだバブル。米国は壮絶なバブルの真っ只中にある。
割高な企業はそれなりの成長はするだろうという期待感を前提。しかしGAFAMを含め成長の余地が残されているのか。顧客がこれ以上増えるのか?新たなシステムを生み出せるのか?
バブルは必ず金融緩和の中で起きて引き締めと共に崩壊していく。
グローバル市場は大体同じ方向で動くので、S&P500が下がると日経も下がるので日本株でも同じではないかと思いますが、下げ幅の度合いの問題になります。割高のものと割安のものとでは下げ幅に差が出てくるので、割高の米国株がより危険性が高いという事になります。
- 成長性
半導体市況が悪化。スマホ・PC需要が減っている。
スマホ需要は減っている?コモディティ化している。コモディティ化とは大体特徴が同じになってきていて品質などに差がなくっていることです。技術の初期段階はモデルが変わるたびに良くなりますが一定期間を過ぎると新しいモデルの変化が極めて小さくなる。
そうなると買い替えサイクルが長くなり需要が少なくなってしまいます。アップルもiPhoneの売り上げは減少していってます。さらにパンデミックによりPC、ゲーム機などの需要が高まり、半導体需要が増えて共有が間に合わなくなっていましたがパンデミックが終わるとすでにPCやゲーム機などはすでに買っているので需要がどんどん減ってしまう状態になっている。
しかし半導体銘柄の株価は下がっていない。それは次なるブームのAIバブルの期待値によって下がっていないと思われます。チャットGPTなどのAI市場の進化がどうなるのかを注目していく必要があります。
- 最後に
米国企業は5000社以上あり宝物が埋まっている可能性は高いですが日本からだと探しにくいです。日本株は情報を入手しやすいですし、身近にあり生活の中からサービスを体験できますし株主総会にも参加する事が出来ます。
個別銘柄投資はなぜその銘柄に投資したのか明確しないとギャンブル性が高くなってしまいます。そういった部分でも日本株なら自分が使っているサービス(服、コンビニ、売り物)、日常にある気づきなどから上場してる企業を探す事ができますし、応援したくなる企業を探す、見つける事ができる可能性が高いです。なので私のような人間はまずは日本株に投資することからスタートすることが良いと思っています。
今回は米国株のネガティブ要素を述べてきましたがポジティブ要素も必ずあるので、ネガティブとポジティブどちらもしっかり確認して、米国株も投資の選択の1つして見ていきたいですね。
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