日本株は上昇を続けバブル崩壊以降、最高値を更新している。最高値の38,957円44銭を更新する可能性もでてきています。なぜ日本株がここまで上昇したのかを調べてみました。
日本経済が予想以上に堅調な成長を遂げている
2023 年 1~3 月期の実質 GDP は、前期比+0.4%(年率+1.6%)のプラス成長となった。 項目別に見ると、個人消費(前期比+0.6%)は、供給制約の緩和を受けて自動車などの耐久 財消費が増加し、飲食・宿泊などサービス消費の回復も続いた。
押し上げ要因となるのはインバウンド需要の復活とサービス消費の持ち直しである。これまで続けられていた水際対策が終了したことで訪日へのハードルは下がっており、今後は外国人観光客のさらなる増加が期待できる。足元で低水準にある中国人観光客も次第に持ち直しに向かうとみられ、今後もインバウンド需要の増加が景気の下支え要因となる。
日本企業が株主還元に積極的になっている
東証は3月、株価が極めて割安とされるPBR1倍割れなどの上場企業に対し「資本収益性や成長性に課題がある」と指摘し、資本コストや株価を意識した経営を求める通知を出した。こうした流れの中で、PBR改善を目標に自社株買いするような企業もある。
日本株のバリュエーションが割安
⽇本株式市場(TOPIX(東証株価指数))と米国株式市場(S&P500種株価指数)のPBR(株価純資産倍率)は、2022年10月末時点でそれぞれ1.14倍、3.91倍となっており、米国との比較、過去との比較において日本株式市場が割高感のない水準となっています。
その他
人の移動や消費活動は依然厳しい制約を受け伸び悩みが続くとみられる。投資では住宅投資の回復がなかなか見込めない状況の中国経済の不安定さやロシアウクライナ戦争など。
最後に
以上から海外投資家たちが比較的安定している日本市場に投資していることが、日本株上昇の要因ではないかと考えられます。バフェット氏がさらに日本株の保有率を増やしたと報道もありますし、海外投資家たちが日本経済変化へ期待してもらってもっと日本株が上昇してくれればいいなと思います。そして本当に日本経済が変わって成長していくことが一番の願いです。
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